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「津軽に眠る名宝展」

最近、また一段と寒くなってきましたね。
追手門広場の観光館前にいる「たか丸くん」もじっと寒さに耐えております。


「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15203127.jpg



お濠も凍り始めた様です!薄く氷が張っていました。
「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15233941.jpg



さて!本日私は、弘前市立博物館で開催中の「津軽に眠る名宝展」へ行って参りました。
観光館から歩いて約5分。弘前市立博物館に到着です。
(近代建築家 前川國男の作品ですよ~!)


「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15215848.jpg



この企画展ですが、弘前城築城400年事業の一環として、開催中です。
(併設展として「津軽の歴史展」「津軽刀工展」も開催中)
今回は取材ということで、特別に展示物の撮影をさせて頂きました。
(※通常は、撮影は出来ませんのでご注意下さい。)
ありがとうございます(^^)






館内には、初代藩主為信公~12代承昭までの津軽藩の歴史を感じられる
非常に貴重な展示物がずらり。


「津軽に眠る名宝展」_d0131668_152451100.jpg




まずはこちら「市指定有形文化財 弘前城絵図」。
こちらは昔の地図なんですが、どのあたりか、皆さん分かりますか??

「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15261236.jpg



そうです。弘前公園周辺の地図なんです!
「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15262988.jpg



今現在の地図と比べると、新しくできた道など、もちろんありますが、
興味深いことに、ほとんど変わっていません。左上には追手門があります。
ちなみに画像の真ん中辺りが、現在追手門広場がある場所です。

よーく見ると「町屋数十六間」とあります。
どんな風景がそこにはあったんだろうと想像を膨らませ、少しわくわくしてしまいました。
追手門広場には現在、旧東奥義塾外人教師館、そして旧市立図書館など明治時代の洋館が建っており昔の弘前に触れることができますが、それよりも更に時代をさかのぼると町屋があったんですね。 長い歴史を感じます。


こちらは初代藩祖為信公の銅像です。
「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15304479.jpg


かつて本丸にあった銅像の元となった比較的小さいものです。
本丸にあった大きな銅像は昭和初期、戦争による貴金属回収のため、姿を消してしまいました。
しかし、兜についた錫杖の部分と、この軍扇だけは回収されず今でも残っているそうです。
「津軽に眠る名宝展」_d0131668_1531793.jpg


為信公の像は、後に彫刻家「古川武治」により建立され、現在は弘前文化センター(東門側)に。
石膏像は弘前市立観光館にあります。よく見ると初代の像とは格好や顔が違っています。
ぜひ博物館の像と文化センター(または観光館)の像を比べてご覧下さい。


また、津軽藩のお抱え刀工らによって作られた郷土刀も数多く紹介されていました。
「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15315296.jpg


こちらの小ぶりな剣「安産守」は、安産、子宝のお守りとして作られたものだそうです。
「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15404660.jpg


武士が長い刀を持ち、城下を歩いている場面しか想像ませんでしたが、
お守りとしても役割を果たしていたのですね。

こちらは二代藩主信枚、三代信義の絵画作品です
「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15425595.jpg


信枚公の作品「松鶴図」(左)、信義公の作品「高士観図」(右)

藩主の作品とあって、思わず見入ってしまいました。
藩主は多方面における教養が必要な為、芸術にも一生懸命だったようです。

そして、数多くの品々が展示されている中でも
特に注目して頂きたい場所があります。
屏風の展示スペースなのですが、畳が敷いてあります。
なんと、築城400年事業の一環ということで特別に(初めてだそうです!)
靴を脱いで畳に座り、すぐ近くで屏風を見ることが出来るんです。
※でも、触ったりしてはいけませんよ(^^)ノ

個人的に気に入ってしまった作品をご紹介します。
こちらは「観桜観楓図屏風」という新井晴峰の作品です。


「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15443927.jpg

右には桜狩り、左には紅葉狩りが描かれています。

「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15444839.jpg



この屏風はお姫様のいる部屋に置かれていたんでしょうか。写真では伝わりづらいかもしれませんが、他の屏風と比べると背丈が低く、絵のタッチも優しく女性的な印象を受けました。屏風の絵をよく見ると、なぜか男性しか描かれていません。これにはどういった理由があるのでしょうか。

ぜひ、ご面倒でも靴を脱いで畳に座り、見て頂きたいと思います。滅多にない機会ですよ♪

また、ロビーには旧津軽家の旧蔵品だった「紅白梅図屏風」も特別展示されています。
(※こちらはMOA美術館からのレプリカ出展になります。)
「津軽に眠る名宝展」_d0131668_15471131.jpg


学生時代、歴史の資料などでご覧になった方もいるのでは?

他にも、今回の名宝展のポスターにも使用されている、弘前藩お抱え絵師の鵜川常雲の「唐獅子図屏風」や、幕府の絵師狩野常信の「山水図屏風」など貴重な品々が多数展示されております。



「津軽に眠る名宝展」は来年、平成23年1月30日まで開催しております。

 休館日:毎週月曜日 但し1/3、1/10は開館 ] [ 1/11は休館 ]
 ※年末年始(12/29~1/3)は休まず開館致します。
 開館時間: 午前9時30分~午後4時30分 
入場料:一般280円、高校・大学生140円、小中学生80円
詳しくはこちらをご覧下さい。

弘前市立博物館ホームページ
http://www.hi-it.net/~hakubutsu/index.htm


アクセス
○バスの場合
JR弘前駅前6番バス乗り場より
(駒越、四中校、枯木平、百沢、弥生、葛原、真土線)にて市役所前公園入口下車 徒歩5分
・または、土手町循環100円バスにて市役所前下車 徒歩5分
○お車の場合 
大鰐弘前インターチェンジより約30分(交通状況により前後します。)

詳しいお問い合わせは弘前市立博物館へどうぞ。
電話 0172-35-0700
by hirokan5501 | 2010-12-23 15:54 | イベント | Comments(0)

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