心で感じ、人々が交わる 新しい旅スタイル
by hirokan5501
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津軽酒蔵めぐり ~津軽のめぇ~酒っこに大満足の巻~
先日2/7・8に行われた 弘前感交劇場ツアー「津軽酒蔵めぐり」
観光コンシェルジュ酒豪ランキング上位に君臨するスタッフ【Z】がレポートいたします!
普段は主にビール党の私。というかアルコール全般的に大好きなのですが、日本酒にはあまりお世話になってなくて…。よし!少しは日本酒を語れる女になってみたい!という意気込みをもって参加。
日本酒の工程を学べるだけでなく、なんといっても楽しみなのは試飲です、試飲!!
「がんばれ」とひそかに自分の肝臓にエールを送りつつ出発
まず一軒目「じょっぱり」といえば…『六花酒造』
六花酒造は、とても広~い敷地の中にあり、酒蔵というより大きな「工場」といった感じ。
蔵の中へ一歩足を踏み入れた瞬間、ふわ~っとお酒のいい香りが歓迎してくれました。
うぇ~い なんだかテンションが上がってきたぞ!
酒造りの工程にそって丁寧な案内が進んでいきます。
【精米→洗米→蒸し米】
ここでは、県産の「むつほまれ」と 掛け米に「華吹雪」と「華想い」を使用。
玄米の茶色い状態から大きな精米機に50時間、
もまれて~もまれて~真っ白な丸っこい粒へ変身。
続いてご飯を炊く同じような要領で、洗米→蒸し米。
【こうじ造り】
蒸した米にこうじ菌をふってこうじをつくります。この工程が酒造りでは一番大事なんだそうで。
冬でも27~30℃に温度管理されているこうじ室。
ここでこうじを少しつまんで食べてみると・・・甘い栗のような味が。コレが日本酒の独特の甘味なのかしらん?
【酒母→こうじ造り】。
酒母(しゅぼ)は蒸し米、水、先ほどのこうじに酵母を加えたもの。
お酒はここから生まれるわけで、文字どおり「酒の母」。
酵母が段々増やされ、もろみを仕込みます。このもろみがやがて原酒へ。
酒母・こうじ共に甘いなんともイイ香りがします。日本酒の香りに近づいてきました。
【仕込み・もろみ】
ここで仕込み室の入口に神棚発見これは京都の松尾大社のお酒の神様を祀っているそうで、昔、お酒造りは女人禁制だったとか。
何故なら酒の神様は女性で、女性が酒をつくると対抗心をメラメラと燃やし、やきもちを焼くからだそうで・・・。
今は女性の方も仕込みを手伝っていますが、まず仕込み室に入るときは、みんな必ずここでお参りをしてから作業に当たるそうです。私達一同お参り「おいしいお酒ができますように・・・ 美味しくお酒が飲めますように・・・」
仕込みの部屋は2階から1階に突き抜けて通る大きなタンクか何個もあり、この巨大なタンクの中で、少し硬さのあるもろみが酵母の働きによって発酵してやわらか~く、おいし~いお酒へ変身中。しぼりの日を待ちます。
発酵を終えたもろみは圧搾機で搾られ、酒と酒粕に分けられます。
ここで~、いよっ!待ってましたの出来立て、搾りたてのお酒「生酒」をいただきます!!試飲ってほんの一口くらいかと思いきや、結構な量を注いでくれるのですね。
ありがたや ありがたや。
~ゴクリ~
はて・・・今まで飲んできた日本酒は何だったのだろう?全然ちがうぞ? なんともフルーティー!と月並みな表現しか出てこない自分が悔しい。一口飲むごとに「うわっ」「へえ~っ」「うあ~っと」「すげー」「めぇ~(津軽弁でおいしい)」と驚きとうれしさの声がでてしまう。ワタシのなかで日本酒に対する印象がひっくりかえりました。
この生酒に火入れや貯蔵をしてさらに熟成され瓶詰め。
ここで驚いたのは、瓶へのラベルはり。なんと1つ1つ手作業で貼られているではありませんか!
ビンの大きさや形もさまざまなので一部は手作業で貼られているんだそうです。
六花酒造では日本酒だけでなく、「津軽海峡」という焼酎もあるのですが、これはその焼酎を蒸留する機械なんとも変わった形でランプの精でもでてきそうですが、もともとはブランデーを作っていた機械なのだそうです。
最後に昔の酒造りの道具などを展示している資料室へ。ここでまたまた、試飲タ~イム。
今度は純米酒・大吟醸・本醸造とリンゴのリキュール「りんごの絵日記」も。
1軒目からこんなに試飲していいのかという遠慮より、飲みたいという欲に負け、さらに美味しくごっつあんです。
続いて2軒目 「じょんから」といえば 『玉田酒造』
こちらは、まさに酒蔵の雰囲気たっぷり。建物は明治37年からのもので、黒々とした梁が歴史の重みも支えているようで、なんだかぐっときます。
ここでは、こうじ菌が振られた米を見ることができました。なんだか抹茶がかかっているように見えますね。
酒造りには温度管理がとても重要。むかしむかし温度計が無かった時代は、もろみの表面にできる泡で発酵の具合を見極めていたそうで、「酒の顔(つら)をみる」と言っていたそうです。
現在、仕込みの時期は、社長と息子さん、そして農閑期の近隣の農家のおどさま(お父さん)たちと6人でがんばってるんだそうです。
酒造り5年目の息子さんが作った銘柄「華一風」の搾りたて生酒と、そして絞る直前のもろみ状態のお酒(見た目は濁り酒のような感じ?)をいただきました。
絞りたてはもちろん言うこと無しの旨さなのですが、このもろみのお酒がまあ~べらぼうにウマイ!!まだ、発酵段階の途中のものなので弱い炭酸が入っているかのようなプチプチ感の残る日本酒といいましょうか…。
一緒にツアーに参加したお客様の中にも、私もこっちの方が好きという声がチラホラ。
そこにナイスなタイミングでスペシャルなお料理登場!!
「すきっ腹にはお酒キキますから…」とご馳走してくれたのは、津軽地方ではお馴染み「干し葉の粕汁」と、酒粕で漬けた漬物。お酒を飲むとしょっぱい味がほしくなりますよね~。
こうなるとお料理もそろっちゃったので、参加者のみなさんでしばしの小宴会。
さらにお土産に酒の板粕をいただいちゃいました。
(翌日我が家でもさっそく粕汁と甘酒にして美味しくいただきました)
3軒目は「菊盛」といえば…『丸竹酒造店』
丸竹酒造店は歴史と由緒ある酒蔵。
今から320年以上前、1683年4代藩主信政が目屋の清水観音にお参りしたときのご縁で、酒造りの免許をいただいたのだとか。
酒蔵への入口は昔懐かしい、三丁目の夕日的なレトロな商店。
ここのどこに酒蔵があるんだろうキョロキョロ。店の奥に進むと蔵が見えてきました。
ここも蔵の雰囲気がたっぷり。
白神山地に程近いこの場所は、白神山地の伏流水からお酒を作っている、まさに「白神山地恵みのお酒」
ここでも絞りたて生酒と、絞る直前のもろみ状態のお酒を頂きました。
3軒目ともなると、参加者のみなさんもだいぶいい感じにホロ酔いに。
しか~し、参加者に酒どころ秋田の方が多数参加されていて、さすがにみなさんお酒が強い!
おかわりのペースの早いこと!私も負けじと追いかけたかったのですが、ついていけません。
秋田からの参加者のお一人が、酒造りに歌ったといわれる秋田民謡でのど自慢!これがまた上手で。
ツアーの参加者同士、お酒が入るとなおさら距離が縮まって、終止和やかに、そして賑やかに。
この文章を書きながら、写真を見ていると、お酒の味を思い出してまた飲みたくなっちゃいました。
結局この時は、お代わりも遠慮せずいただいたので、やれやれ何杯飲んだのやら?
ツアーに参加して、酒造りの工程を学んで、試飲も美味しかったのはもちろん、寒い蔵の中で熱心に作業する姿、温度管理、発酵の具合を見極める…熱心に作業されている姿、ものづくりに対する真摯な姿勢に感心しました。
お酒はまさに生き物なのですね。
観光案内では地酒に関する問合せも多いので、これからは地酒の銘柄だけでなく、味もくわしく案内できるようにグラスをかさね…いや、勉強をかさねていきたいです。
・六花酒造(弘前市大字向外瀬字豊田217) ℡ 0172-35-4141
http://www.joppari.com/
・玉田酒造店(弘前市茂森町81) ℡ 0172-34-7506
・丸竹酒造店(弘前市国吉字坂本49) ℡ 0172-86-2002
※見学受入可能な酒造は、上記のうち六花酒造のみ(事前連絡必要)
【Z】
観光コンシェルジュ酒豪ランキング上位に君臨するスタッフ【Z】がレポートいたします!
普段は主にビール党の私。というかアルコール全般的に大好きなのですが、日本酒にはあまりお世話になってなくて…。よし!少しは日本酒を語れる女になってみたい!という意気込みをもって参加。
日本酒の工程を学べるだけでなく、なんといっても楽しみなのは試飲です、試飲!!
「がんばれ」とひそかに自分の肝臓にエールを送りつつ出発
まず一軒目「じょっぱり」といえば…『六花酒造』
六花酒造は、とても広~い敷地の中にあり、酒蔵というより大きな「工場」といった感じ。
蔵の中へ一歩足を踏み入れた瞬間、ふわ~っとお酒のいい香りが歓迎してくれました。
うぇ~い なんだかテンションが上がってきたぞ!
酒造りの工程にそって丁寧な案内が進んでいきます。
【精米→洗米→蒸し米】
ここでは、県産の「むつほまれ」と 掛け米に「華吹雪」と「華想い」を使用。
玄米の茶色い状態から大きな精米機に50時間、
もまれて~もまれて~真っ白な丸っこい粒へ変身。
続いてご飯を炊く同じような要領で、洗米→蒸し米。
【こうじ造り】
蒸した米にこうじ菌をふってこうじをつくります。この工程が酒造りでは一番大事なんだそうで。
冬でも27~30℃に温度管理されているこうじ室。
ここでこうじを少しつまんで食べてみると・・・甘い栗のような味が。コレが日本酒の独特の甘味なのかしらん?
【酒母→こうじ造り】。
酒母(しゅぼ)は蒸し米、水、先ほどのこうじに酵母を加えたもの。
お酒はここから生まれるわけで、文字どおり「酒の母」。
酵母が段々増やされ、もろみを仕込みます。このもろみがやがて原酒へ。
酒母・こうじ共に甘いなんともイイ香りがします。日本酒の香りに近づいてきました。
【仕込み・もろみ】
ここで仕込み室の入口に神棚発見これは京都の松尾大社のお酒の神様を祀っているそうで、昔、お酒造りは女人禁制だったとか。
何故なら酒の神様は女性で、女性が酒をつくると対抗心をメラメラと燃やし、やきもちを焼くからだそうで・・・。
今は女性の方も仕込みを手伝っていますが、まず仕込み室に入るときは、みんな必ずここでお参りをしてから作業に当たるそうです。私達一同お参り「おいしいお酒ができますように・・・ 美味しくお酒が飲めますように・・・」
仕込みの部屋は2階から1階に突き抜けて通る大きなタンクか何個もあり、この巨大なタンクの中で、少し硬さのあるもろみが酵母の働きによって発酵してやわらか~く、おいし~いお酒へ変身中。しぼりの日を待ちます。
発酵を終えたもろみは圧搾機で搾られ、酒と酒粕に分けられます。
ここで~、いよっ!待ってましたの出来立て、搾りたてのお酒「生酒」をいただきます!!試飲ってほんの一口くらいかと思いきや、結構な量を注いでくれるのですね。
ありがたや ありがたや。
~ゴクリ~
はて・・・今まで飲んできた日本酒は何だったのだろう?全然ちがうぞ? なんともフルーティー!と月並みな表現しか出てこない自分が悔しい。一口飲むごとに「うわっ」「へえ~っ」「うあ~っと」「すげー」「めぇ~(津軽弁でおいしい)」と驚きとうれしさの声がでてしまう。ワタシのなかで日本酒に対する印象がひっくりかえりました。
この生酒に火入れや貯蔵をしてさらに熟成され瓶詰め。
ここで驚いたのは、瓶へのラベルはり。なんと1つ1つ手作業で貼られているではありませんか!
ビンの大きさや形もさまざまなので一部は手作業で貼られているんだそうです。
六花酒造では日本酒だけでなく、「津軽海峡」という焼酎もあるのですが、これはその焼酎を蒸留する機械なんとも変わった形でランプの精でもでてきそうですが、もともとはブランデーを作っていた機械なのだそうです。
最後に昔の酒造りの道具などを展示している資料室へ。ここでまたまた、試飲タ~イム。
今度は純米酒・大吟醸・本醸造とリンゴのリキュール「りんごの絵日記」も。
1軒目からこんなに試飲していいのかという遠慮より、飲みたいという欲に負け、さらに美味しくごっつあんです。
続いて2軒目 「じょんから」といえば 『玉田酒造』
こちらは、まさに酒蔵の雰囲気たっぷり。建物は明治37年からのもので、黒々とした梁が歴史の重みも支えているようで、なんだかぐっときます。
ここでは、こうじ菌が振られた米を見ることができました。なんだか抹茶がかかっているように見えますね。
酒造りには温度管理がとても重要。むかしむかし温度計が無かった時代は、もろみの表面にできる泡で発酵の具合を見極めていたそうで、「酒の顔(つら)をみる」と言っていたそうです。
現在、仕込みの時期は、社長と息子さん、そして農閑期の近隣の農家のおどさま(お父さん)たちと6人でがんばってるんだそうです。
酒造り5年目の息子さんが作った銘柄「華一風」の搾りたて生酒と、そして絞る直前のもろみ状態のお酒(見た目は濁り酒のような感じ?)をいただきました。
絞りたてはもちろん言うこと無しの旨さなのですが、このもろみのお酒がまあ~べらぼうにウマイ!!まだ、発酵段階の途中のものなので弱い炭酸が入っているかのようなプチプチ感の残る日本酒といいましょうか…。
一緒にツアーに参加したお客様の中にも、私もこっちの方が好きという声がチラホラ。
そこにナイスなタイミングでスペシャルなお料理登場!!
「すきっ腹にはお酒キキますから…」とご馳走してくれたのは、津軽地方ではお馴染み「干し葉の粕汁」と、酒粕で漬けた漬物。お酒を飲むとしょっぱい味がほしくなりますよね~。
こうなるとお料理もそろっちゃったので、参加者のみなさんでしばしの小宴会。
さらにお土産に酒の板粕をいただいちゃいました。
(翌日我が家でもさっそく粕汁と甘酒にして美味しくいただきました)
3軒目は「菊盛」といえば…『丸竹酒造店』
丸竹酒造店は歴史と由緒ある酒蔵。
今から320年以上前、1683年4代藩主信政が目屋の清水観音にお参りしたときのご縁で、酒造りの免許をいただいたのだとか。
酒蔵への入口は昔懐かしい、三丁目の夕日的なレトロな商店。
ここのどこに酒蔵があるんだろうキョロキョロ。店の奥に進むと蔵が見えてきました。
ここも蔵の雰囲気がたっぷり。
白神山地に程近いこの場所は、白神山地の伏流水からお酒を作っている、まさに「白神山地恵みのお酒」
ここでも絞りたて生酒と、絞る直前のもろみ状態のお酒を頂きました。
3軒目ともなると、参加者のみなさんもだいぶいい感じにホロ酔いに。
しか~し、参加者に酒どころ秋田の方が多数参加されていて、さすがにみなさんお酒が強い!
おかわりのペースの早いこと!私も負けじと追いかけたかったのですが、ついていけません。
秋田からの参加者のお一人が、酒造りに歌ったといわれる秋田民謡でのど自慢!これがまた上手で。
ツアーの参加者同士、お酒が入るとなおさら距離が縮まって、終止和やかに、そして賑やかに。
この文章を書きながら、写真を見ていると、お酒の味を思い出してまた飲みたくなっちゃいました。
結局この時は、お代わりも遠慮せずいただいたので、やれやれ何杯飲んだのやら?
ツアーに参加して、酒造りの工程を学んで、試飲も美味しかったのはもちろん、寒い蔵の中で熱心に作業する姿、温度管理、発酵の具合を見極める…熱心に作業されている姿、ものづくりに対する真摯な姿勢に感心しました。
お酒はまさに生き物なのですね。
観光案内では地酒に関する問合せも多いので、これからは地酒の銘柄だけでなく、味もくわしく案内できるようにグラスをかさね…いや、勉強をかさねていきたいです。
・六花酒造(弘前市大字向外瀬字豊田217) ℡ 0172-35-4141
http://www.joppari.com/
・玉田酒造店(弘前市茂森町81) ℡ 0172-34-7506
・丸竹酒造店(弘前市国吉字坂本49) ℡ 0172-86-2002
※見学受入可能な酒造は、上記のうち六花酒造のみ(事前連絡必要)
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by hirokan5501
| 2008-02-29 17:05
| 体験・ツアー
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